O字はげの原因と対策法とは?カバーするのにおすすめの髪型も紹介

掲載日:2021.01.27 更新日:2021.01.27

この記事の監修 アンファー株式会社

「頭頂部の薄毛が気になる、もしかしてO字はげ?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、O字はげにはどのような特徴があるのか、またAGAとの関係やO字はげに繋がる原因についても解説します。セルフケアで対策もできるので、ぜひ実践しましょう。薄毛部分をカバーする髪型もご紹介しますので参考にしてみてください。

薄毛の進行に繋がる?O字はげとは

「O字はげ」とはどのような薄毛なのでしょうか?薄毛の種類やタイプ、その特徴について解説します。

男性型脱毛症(AGA)とは?

男性型脱毛症は成人男性によく見られる薄毛で、男性ホルモンが原因となりヘアサイクルが乱れることで、細く短い毛が増えたり髪が育たずに抜けてしまったりすることで薄毛になります。
初期症状として抜け毛が少しずつ増えることや髪質が柔らかくなるので、これらの症状に気付いたら要注意です。また、一気に抜け落ちることはなく、産毛が残るのも特徴と言えるでしょう。

【AGAのタイプ】

  • O字型(O字ハゲ)
  • M字型(M字ハゲ)
  • U字型(U字ハゲ)

AGAの進行タイプは大きく分けて3つあります。M字型は前髪の生え際が薄くなり後退していくことで、正面から見た時にMの形に見えるタイプ。同様に前頭部の髪が薄くなりUに見えるタイプであれば、U字型と呼ばれます。O字型も頭頂部が薄くなることで、上から見た時にOの形となるタイプで、AGAタイプの一つです。

O字はげの特徴

O字はげは、頭頂部部分が薄くなるタイプで、後ろから見た時にも目立ちやすい薄毛です。M字やU字であれば、鏡で見て自分で気付くこともできますが、O字は頭頂部のため、自分で気付くのが難しく、発見が遅れることもあります。家族や友人など、親しい人に言われて気付くこともあるでしょう。
また、頭頂部のつむじあたりから薄毛が進行してくため、「つむじはげ」と呼ばれることもあります。

O字はげに繋がる原因

O字はげの原因には、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 頭皮環境の悪化
  • 栄養不足
  • 男性ホルモンの影響
  • 血行不良

頭皮環境の悪化

頭皮は髪を作り出す土台部分です。そのため頭皮の荒れや炎症などが起きている場合、髪が育てにくくなり、薄毛の原因となることもあります。
頭皮の状態に合わない洗浄力が強いシャンプーや、強い力で傷をつけるような洗髪方法を続けると、頭皮環境を悪化させてしまう可能性があります。
また、パーマやカラーリングを繰り返し行うと、頭皮に負担をかけて抜け毛を増やし、O字はげの原因に繋がることもあるでしょう。

栄養不足

髪を育てるために栄養は不可欠です。食事から栄養をしっかりと摂りましょう。接待や付き合いなどで外食することが多い人もいるかもしれませんが、その場合にも、脂質や糖質を摂り過ぎないよう注意しましょう。栄養が偏ったバランスの悪い食事も要注意です。栄養が不足すると、髪が成長できないばかりか抜け落ちる危険性もあります。

男性ホルモンの影響

AGAの主要な原因とされているのが、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンです。体内にある男性ホルモン「テストステロン」が還元酵素である「5αリダクターゼ」の働きによりDHTに変換されます。

DHTは毛根の受容体と結びつくと、毛乳頭細胞を縮小させたり、毛母細胞の分裂を抑制したりします。その結果、ヘアサイクルが乱れて成長期を短くしてしまい、髪の毛が十分に成長せずに抜け落ち薄毛を進行させてしまいます。

血行不良

頭皮が血行不良になると、髪の成長に必要な栄養素が行き渡らず薄毛が進行する原因になります。頭頂部は血管が少なく、特に血流が悪くなりやすい場所です。特にO字はげの場合は、頭頂部から薄毛が進行していますから、血行は大きな原因の一つと言えるでしょう。

O字はげをカバーするオススメの髪型

O字はげをカバーするオススメの髪型

O字はげは頭頂部が薄毛になっていますから、ソフトモヒカンにすることで、目立たないようカバーできるでしょう。トップ部分を長めに残してみるのがおすすめです。サイドや襟足を短くカットしているので、頭頂部の薄毛をうまくカバーすることもできるでしょう。

また、全体的にショートにしてしまうのもおすすめです。全体的に地肌が透けて見えている状態までショートにすれば、薄毛になっている部分が気にならなくなるでしょう。

O字はげにおすすめの対策

O字はげにおすすめの対策

O字はげを対策するのにおすすめの方法をご紹介します。

  • バランスの良い食生活
  • 血行を促進する
  • 洗髪の仕方を見直す
  • 喫煙・アルコールを控える

バランスの良い食生活

健康な髪を育てるために、食事から栄養をきちんと摂るようにしましょう。
髪のためにはタンパク質やビタミン類を積極的に摂るのがおすすめです。また、亜鉛や大豆イソフラボンは5αリダクターゼの働きを阻害する栄養素とされています。亜鉛は牡蠣、レバーやしじみなどに、大豆イソフラボンは納豆や豆腐など大豆製品に含まれているので、毎日のメニューに加えるのもよいでしょう。

血行を促進する

適度な運動を習慣づけて、血行を促進するようにしましょう。頭皮は毛細血管が多いため、血行が悪くなりやすい場所です。特に頭頂部はその中でも血流が悪くなりがちで、必要な栄養が届きにくくなっています。
歩く習慣があるとよいのですが、普段の生活の中でエレベーターではなく階段を使う、歩いていける場所は車を使わず歩くなどできることから始めてみましょう。

また、休みの日に思いきりスポーツを楽しむのもおすすめです。体も動かせて、気持ちよく汗を流すことでストレス発散にも繋がります。入浴をシャワーで済ませている場合は、湯船にしっかりと浸かるのも良い方法です。全身の血行を良くすれば、頭皮への血流の滞りも改善できるでしょう。

洗髪の仕方を見直す

薄毛が目立ってきたり、抜け毛が増えたりすれば洗髪が怖く感じるかもしれません。しかし、頭皮の状態を良くするためにも、正しくシャンプーを行い、頭皮を清潔な状態に保ちましょう。正しい洗髪の仕方をご紹介するので、確認してみてください。

シャンプー前には、まず予洗いをして頭皮や髪の毛の汚れを取り除きます。この予洗いで約7割から8割の汚れを落とすことができるといわれています。頭皮までしっかり濡らしましょう。

シャンプー液は手に取り出し、しっかりと泡立ててから頭皮につけます。指の腹を使いマッサージするように洗っていきましょう。頭皮の血行をよくすることも期待できます。

シャンプーが頭皮に残ると刺激となってしまうので、すすぎは十分に行いましょう。生え際など洗い残しがないよう、ぬめりがなくなるまで行ってください。

喫煙・アルコールを控える

タバコには、ニコチンが含まれています。血管縮小作用があるため血行が悪くなります。また、ニコチンを排出するためにビタミンを消費するため、栄養不足に繋がることもあります。

さらに、アルコールは栄養を吸収する細胞組織の働きを低下させてしまいます。せっかくビタミンなどの栄養を食事から摂っても、頭皮へ行き届かなければ髪を育てることに繋がりません。
喫煙により生成される活性酸素やアルコールの分解に亜鉛が使われます。O字はげが気になるのであれば、喫煙やアルコールはなるべく控えた方がよいでしょう。

薄毛の進行が気になる場合は専門クリニックへの相談がおすすめ

薄毛の進行が気になる場合は専門クリニックへの相談がおすすめ

薄毛の原因や進行は人それぞれです。生活習慣やセルフケアなどを行っても思うように効果が出ないのであれば、一度専門クリニックに相談するのもよいでしょう。

専用クリニックでは、AGAの主な原因とされているDHTの抑制効果が認められている医薬品を処方してもらうこともできます。また、症状によって、発毛剤の併用なども相談できるでしょう。

O字はげに気が付いたら早めの対策を!

O字はげは男性型脱毛症(AGA)の薄毛タイプのひとつです。その特徴や原因をご紹介しました。O字になった薄毛部分が気になるのであれば、髪型を変えてみるのもよいでしょう。

対策方法には、バランスの良い食生活や血行促進、洗髪の仕方を見直すなどセルフケアでできることもあります。喫煙習慣がある、アルコールを飲み過ぎることがあるという人はなるべく控えるとよいでしょう。
O字はげは頭頂部から薄毛が進行するため、自分で気付くことが難しく手遅れになりがちです。気付いたのであれば早めに対策を始めましょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。