抜け毛の毛根がない?異常な脱毛の可能性も!早めに対策しましょう

掲載日:2021.02.19 更新日:2021.02.19

この記事の監修 アンファー株式会社

抜け毛をチェックしていたら、あるはずの毛根がない!それは異常な脱毛かもしれません。 毛根を見れば、正常か異常かのチェックができます。そこで今回は、毛根をどのようにチェックすればよいのかについて解説します。 またセルフでできる対策方法も説明するので、できることからはやめに取り組みましょう。

まずは正常な毛根かどうかチェック!

まずは正常な毛根かどうかチェック!

髪にはヘアサイクルがあり、抜けるべき時に自然に抜け、そして新しい髪の毛が生えて伸びていきます。 つまり、髪は生え変わるため、常に抜け毛が発生します。 しかし、抜けるべき時でないのに何らかの理由で抜けてしまう場合には、毛根が正常ではない場合も考えられます。

抜け毛の毛根を見れば、自然に抜け落ちたかどうかチェックすることができます。 どのような毛根が正常なのか、早速確認してみましょう。

抜け毛の毛根が白いのは正常?

正常な抜け毛の毛根は、基本的に白っぽくなっています。 これは、既にヘアサイクルの成長を終えて、髪を着色するためのメラニン色素の供給がストップしているためです。 成長しきって自然に抜けていると考えられるので、一般的には白っぽくなっている毛根であれば、正常に抜けているので心配はいりません。 また、毛根部分がマッチ棒のように少しふくらんでいるのも正常な抜け毛の特徴です。

毛根に白い塊が付いている場合

毛根が白い場合は正常とされていますが、毛根部分に白い塊がべったりと付いている場合には話は変わります。 頭皮から過剰に分泌された皮脂が付着したまま脱毛した可能性が考えられ、頭皮環境が悪化しているなど注意が必要です。

こんな抜け毛は危険?異常な毛根の特徴と原因

こんな抜け毛は危険?異常な毛根の特徴と原因

抜け毛の中でも、以下のような状態は異常な毛根と考えられます。その特徴と原因について解説します。

  • 抜け毛の毛根がない・小さい
  • 抜け毛の毛根が黒い
  • 抜け毛の毛根に、細い根っこがついている

抜け毛の毛根がない・小さい

抜け毛の毛根が無かったり、あっても小さいものであったりする場合、異常脱毛と考えることができるでしょう。
まず、毛根が無いのであれば、そもそも抜け毛ではなく切れ毛の可能性もあります。 髪が傷むことで切れ毛になり、毛根自体は残っているかもしれません。 切れ毛かどうかの判断は、毛根かと思われる部分の断面をよく見ることです。ギザギザした断面になっていれば、切れ毛かもしれません。

毛根が無いようにみえて、実は小さすぎて毛根に見えていない可能性もあります。 この場合は、十分に栄養が行き届いていない、頭皮環境が悪化しているなども考えられます。

また、AGA(男性型脱毛症)が原因の抜け毛は、ヘアサイクルの成長期が短くなるために起こります。 そのような状態で抜け落ちると、毛根が無かったり小さかったり、髪の毛が細いのが特徴です。

抜け毛の毛根が黒い

血行が良い頭皮の毛根は、スムーズに栄養を吸収するため黒くなることはありません。 しかし運動不足や冷え、ストレスなどが原因で頭皮の血行が悪くなると栄養の供給が滞り、毛根が黒ずむことがあります。

抜け毛の毛根に、細い根っこがついている

毛根に細い根っこが付いている場合には、円形脱毛症や病的な抜け毛の疑いがあります。 毛母細胞の分裂が突然止まる時にこのような抜け毛が見られる傾向にあります。

異常な抜け毛を見つけたら?健康な毛根を保つ対策

異常な抜け毛を見つけたら、どのように対策すればよいのでしょうか。健康な毛根を保つための方法をご紹介します。

  • 生活習慣の見直し
  • 栄養バランスを考えた食事
  • 頭皮に合ったシャンプーを使う
  • 育毛剤を使用

生活習慣の見直し

抜け毛対策として、まず行いたいのが生活習慣の見直しです。睡眠や運動など、不規則になっていませんか? 睡眠中は成長ホルモンが分泌されることで毛母細胞の働きが活発になり、頭皮を補修し髪が成長します。 最低でも6時間以上の睡眠時間をとるように心がけてください。

運動不足は血行を悪くする原因のひとつです。特に頭皮は毛細血管で血液の流れが悪くなりやすい場所です。 普段の生活で運動したり、歩いたりすることが多ければよいのですが、オフィスワークでパソコンに向き合い動くことが少ないなど、 運動が不足しているように感じる場合には、習慣的にできる運動を取り入れましょう。 例えば、休憩時間にストレッチをして定期的に肩回りをほぐすだけでも身体の調子は変わってきます。

また、ストレスを溜め込むのもNGです。ホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌が過剰になる原因もなり、頭皮環境を悪化させる恐れがあります。 毎晩お風呂に浸かり、リラックスする時間を作るなど小まめに発散できるようにするとよいでしょう。

栄養バランスを考えた食事

髪も体の一部なので、食事から摂った栄養に大きく左右されます。 健康的な髪を育てるために、タンパク質、ミネラル、ビタミン類などを積極的に摂りましょう。
タンパク質は、肉や魚、大豆製品に多く含まれています。また、ミネラルの中でも特に摂りたいのが亜鉛です。 亜鉛は、髪を構成するタンパク質のケラチンを作るために必要なミネラルで、体内で生成することができないため、 食事から摂り入れなければなりません。牡蠣や豚肉、チーズ、レバーなどに含まれています。

ビタミン類は、他の栄養素の働きを補助する役割を持っています。 単体でエネルギー源になるわけではありませんが、不足するとさまざまな不具合が生じます。 毛根にある毛母細胞を活発にさせるためには、ビタミンB群がおすすめです。 肉類、カツオ、マグロといった赤身魚やきのこ類に含まれています。

これらの栄養素をしっかり摂るようにしながらも、こればかり摂るのは避け、あくまでバランス良く食事をすることが大切です。 また、頭皮環境を整えるために、脂質の過剰摂取は避けた方がよいでしょう。

頭皮に合ったシャンプーを使う

毎日使うシャンプーは、頭皮に大きな影響を与えます。自分の頭皮状態に合ったシャンプーを選びましょう。
洗浄力が強すぎるものを使うと、頭皮が傷み、抜け毛の原因になることもあります。 また、皮脂が残っているように感じ、何度もシャンプーで洗ってしまえば、乾燥の原因にもなります。 結果、乾燥から頭皮を守ろうと逆に皮脂を過剰に分泌させてしまうことも。

頭皮の健康を考えてスカルプシャンプーを選ぶのもおすすめです。 頭皮を保湿して柔らかく保ちながらも、しっかりと汚れを落とせるものを選びましょう。また、頭皮に必要な成分が含まれているものもよいでしょう。

育毛剤を使用

育毛剤には、頭皮の血行をよくすることで抜け毛を防いだり、フケや乾燥を防ぐ有効成分を配合し、頭皮環境を整えたりするものもあります。 どちらも、頭皮の状態を良くすることで、髪を健康的に生やし育てることを目的としています。

使ってすぐに効果が感じられるものではないものの、抜け毛が増えているのであれば、頭皮環境が悪化している疑いもあるので、 育毛剤を使用し、頭皮を良い状態に保つようにしてみてはいかがでしょうか。
抜け毛はもちろん、フケやかゆみなど頭皮環境の改善や、髪のハリコシを出し、健康な髪を育てられるでしょう。

抜け毛の毛根をチェックしよう!異常な抜け毛であれば、すぐに対策を

抜け毛の毛根をチェックすることで、その抜け毛が自然に抜けているのか、異常な状態で抜けているのか分かります。

生活習慣の見直しや栄養バランスを考えた食事など、普段の生活が原因となることもあります。
また、ヘアケアを見直すのもおすすめです。毎日使うシャンプーは頭皮に合うものを選びましょう。
頭皮環境を良い状態に保つためには、育毛剤の使用も選択肢の1つです。 抜け毛以外の、フケやかゆみといった頭皮トラブルの解決につなげられるかもしれません。

毛根が無い、黒いなど異常な毛根を見つけたら早めに対策を打ちましょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。