帽子とハゲに関係性はある?帽子の選び方やかぶる際の注意点も解説

掲載日:2021.02.19 更新日:2021.02.19

この記事の監修 アンファー株式会社

「帽子をかぶるとハゲる」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか? 帽子をかぶっていたせいでハゲてしまうと困りますよね。 実際はどうなのでしょう。そこで今回は、なぜ帽子をかぶるとハゲると言われるのかその理由を解説します。 また、帽子をかぶることで頭皮に起こるメリット・デメリットや、帽子を使う時の注意点も解説します。

帽子をかぶるとハゲるって本当?

帽子をかぶることと、ハゲることは関係があるのでしょうか。
帽子をかぶることで紫外線から頭皮を守れたり、静電気も防いだりと頭皮や髪にプラスに働くこともあります。 また、薄毛予防のために帽子をかぶる人も多くいます。そのため、帽子をかぶること=ハゲの原因と断定することはできません。

しかし、帽子をかぶることで蒸れて頭皮環境が悪化する可能性がある、締め付けが起こることがある、 などが影響し薄毛の原因になるといわれることもあります。

帽子がはげに繋がると言われる理由

帽子がはげに繋がると言われる理由

帽子をかぶるとはげに繋がると言われるのは、具体的に以下のような理由が挙げられます。

  • 蒸れ
  • 血行不良
  • 摩擦

蒸れ

帽子をかぶると、それほど暑くない日でも頭が熱く感じてしまう、という経験はないでしょうか。 帽子の中は蒸れやすいため、湿度が上がりやすく、外の気温に比べて帽子内の温度も上がります。 歩いたり運動したりすればさらに湿度や温度が上がり、帽子内に熱がこもってしまうこともあるでしょう。

頭皮には常在菌などの菌が存在しており、湿度が高い状態が続くとこれらの菌が繁殖しやすくなります。 また、ニキビの原因となるアクネ菌が増えれば、頭皮ニキビの原因になることもあります。 さらにカビの一種であるマラセチア菌が過剰に繁殖すると、脂漏性皮膚炎になる可能性もあり、そこから脂漏性脱毛症に繋がってしまうことも。

菌が繁殖するほどの状態でない場合も、頭皮が蒸れることで汗や皮脂が過剰分泌し、 頭皮の毛穴が詰まってしまえば頭皮環境が悪化し髪が育てにくくなり、抜け毛や薄毛の原因となることもあるでしょう。

血行不良

帽子をかぶっていて、きつい、締め付けられているような感覚があれば、頭皮の血行不良を起こしている可能性があります。
あまり緩いサイズの帽子を着用すると、ずれてしまい気になるかもしれませんが、きつすぎる帽子も頭皮にはよくありません。 店頭で試着をして、適度なフィット感のあるものを選ぶとよいでしょう。

頭皮には毛細血管が張り巡らされていますが、細いため血流が悪くなりやすい場所です。 薄毛治療のために使われる薬の中には、頭皮の血行を良くするものもあるくらいなので、 血流を良くすることは、薄毛予防に効果的といえるでしょう。

摩擦

帽子が髪の毛に常に触れることで摩擦が起き、ダメージを受けることがあります。 摩擦が起こると静電気も起きやすくなり、頭皮や髪に非常に軽い刺激を与えてしまうため、毛根もダメージを受けます。

また、同じ帽子をいつも着用することで、同じ部分の頭皮が圧迫されるのもよくありません。 髪が長い人が日々、同じヘアスタイルで髪をきつく縛ると、毛根部分に大きな負担が生じて牽引性脱毛症を引き起こすことがあります。 帽子も同じで、毎日同じ部分の毛根を引っ張り続けてしまうと毛根が傷つき、脱毛症になることもあるでしょう。

おしゃれやハゲ隠しで帽子をかぶりたい!注意すべきこと

おしゃれやハゲ隠しで帽子をかぶりたい!注意すべきこと

ファッションアイテムとして帽子をかぶりたい!という人はもちろん、帽子でハゲ隠しをしたいと考えている人もいると思います。
どのように帽子を選び、かぶれば薄毛を予防できるのか、チェックしてみましょう。

  • 帽子を清潔に保つ
  • 通気性のよい帽子を使う
  • 頭皮を乾かす
  • 汗をこまめにふく

帽子を清潔に保つ

帽子の中は蒸れやすいため、菌が繁殖しやすい環境になっています。帽子はこまめに洗濯をし、常に清潔な状態を保つようにしましょう。
かぶった帽子はそのままにせず、できるものは毎回洗濯するのがおすすめです。 一見、汗をかいていないように見えても帽子の内部には汗や皮脂がついており、放置することで雑菌が繁殖することもあります。 また臭いの原因にもなるので、注意しましょう。

通気性のよい帽子を使う

メッシュ素材を用いるなどして通気性に配慮されている帽子を使うようにすることで、かぶった時に蒸れにくくなります。 特に暑い季節は蒸れやすいため、通気性の優れている帽子を選ぶことで、気持ちよく着用できるでしょう。

ただし、通気性が高いものは紫外線を遮断しにくい場合もあるため、UVカット率が高いものをチェックして選ぶことも大切です。

頭皮を乾かす

帽子をかぶりつづけていると、どうしても頭皮が蒸れてきます。 そのまま蒸れているままの状態にしてしまうと、菌が繁殖して頭皮環境が悪化してしまうことも。 1~2時間に1度は脱いで、頭皮や髪の蒸れを解放しましょう。

その際、フックなど掛ける場所があれば、吊るしておくことで帽子も乾燥させることができます。 また、除菌や臭いを抑えるスプレーを帽子に吹きかけるのもよいでしょう。
暑い季節は、10分程度乾かしただけでは湿りが取れない可能性もあります。 汗も多くついているため、折りたためるような予備の帽子を持ち歩き、帽子を交換するのもおすすめです。

汗をこまめにふく

帽子をかぶると頭皮が蒸れ、湿気もこもるため、頭部が熱くなりがちです。 体の他の部分が熱くなくても、頭部が熱くなれば汗の量が増えるでしょう。
顔から出る汗などは気になるため小まめに拭くかもしれませんが、帽子を脱いでまで頭皮の汗を拭く方は少ないかもしれません。

時々は帽子を脱ぎ、頭皮や髪の毛についた汗をしっかりと拭きとるようにしましょう。 襟足など首部分の汗も忘れずに。こうすることで帽子につく汗の量も減らすことができ、 汗を拭けば湿度を一時的に下げることにも繋がります。
雑菌繁殖を抑える効果も期待できるので、汗は小まめに拭きとるようにしましょう。

帽子のメリット・デメリットを知って正しくかぶろう!

「帽子をかぶるとハゲる」と聞くことも多いかもしれませんが、帽子には薄毛に関してメリット・デメリットの両方があります。
紫外線から頭皮を守ってくれることは、帽子のメリットでしょう。 しかし、蒸れや圧迫により頭皮環境を悪くしてしまえばハゲに繋がることもあり、デメリットとなってしまうことも。

通気性の良い帽子を選ぶことや、折りたためる予備の帽子を持ち歩き、たくさんの汗をかいた際は替えるなど、正しい対処をすることが大切です。

一度かぶった帽子は洗濯をし、常に清潔な状態を保つことで、菌の繁殖を防ぎ、臭いも気にならなくなるでしょう。 帽子はファッションアイテムとしても使え、気になる薄毛を隠すこともできます。正しい使い方を知り、上手に活用しましょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。