眠りながらヘアケアできる?ナイトキャップの効果と選び方

掲載日:2020.03.25 更新日:2020.09.04

この記事の監修 アンファー株式会社

ナイトキャップとはどんなもの?

ナイトキャップの基礎知識

ナイトキャップ(night cap)は直訳すると「夜の帽子」、その名の通り、「夜、寝ている間にかぶるための帽子」です。日本ではあまりなじみがありませんが、欧米では昔から就寝時によく使われているもので、子供用のナイトキャップも普及しています。
それが最近、日本でも、「髪と頭皮の健康を維持できる」と言われているのです。

・どんな特徴があるの?

まず形の特徴として、夜に室内で使うものなので日差しよけの「つば」はありません。また、寝返り、寝相でズレないよう、ゴムの適度な締めつけでフィットするようにできています。

男性用・女性用でデザインは異なります。
男性用のものは円錐状の形で先に毛玉のかざりがついているものもあります。「サンタクロースがかぶっている帽子」によく似た形です。最近では形・見た目のバリエーションも増え、ニットタイプのナイトキャップなど外出時も使えるおしゃれなものも登場しています。

ちなみに、女性用のナイトキャップはフチにフリルの飾りがついたものが多いです。童話「赤ずきん」のおばあさんがかぶっている帽子や、ドアノブカバーをイメージするとわかりやすいでしょう。

ナイトキャップの本来の目的と現在

どのように使われてきたのか

本来、ナイトキャップはどのような目的で使われていたのでしょうか。 古くからナイトキャップが愛用されたヨーロッパ諸国では冬の寒さが厳しく、また衛生環境も現在ほどよくなかったこともあり、就寝時の防寒具として、また髪にシラミがつくのを防ぐことを目的とされていました。また中世には派手で大きなカツラを使用することが流行ったり、髪型を整えるために整髪料を多く使ったりしたため、就寝時には頭をすっぽりと覆ってくれるナイトキャップが役に立ったのです。

ナイトキャップは現在でも大活躍

現在ナイトキャップが使用されているのはこうしたもともとの使用目的とは離れて「髪の傷みを防ぎ、丈夫で健康的な髪を保つもの」として需要が生まれています。
またニットタイプのナイトキャップは就寝中だけでなく日中でも使用できますし、抗がん剤の副作用による脱毛症ケアにも使用されるなど、活躍の場面も広がっています。

ナイトキャップの効果

それではナイトキャップを使うことで得られるメリットを見てみましょう。
まず、ナイトキャップは寝ている間の髪を保護します。睡眠中、体は休んでいますが、髪は起きている時とほとんど変わらない状態であり、ダメージを受ける危険性に晒されています。ナイトキャップはそれらのダメージを減らし、危険から守ってくれるのです。具体的に確認しましょう。

・髪がこすれるのを防ぐ

寝ている間の髪は、頭の重さと枕の反発とに挟まれている状態です。そのため、寝返りを打つだけで髪がこすれて傷つきやすくなります。
ナイトキャップをかぶっていれば髪は覆われて一定の形のままなので、髪がこすれるダメージを軽減できます。

・髪と頭皮の乾燥を防ぐ

乾燥は髪・頭皮の健康の大敵です。頭皮が乾燥すると抜け毛やフケが増え、かゆみを感じることもあります。とくに眠っている時の頭のかゆみは安眠の妨げになり、またかゆいところをひっかくと頭皮に傷がつきます。
ナイトキャップは髪をカバーするので適度に保湿しますし、また乾燥を防いでくれます。

・寝ぐせや髪の絡まりを防ぐ

寝返りや、ずっと頭が枕に押しつけられた状態が続くことで寝ぐせや髪の絡まりも起きやすくなります。しかしナイトキャップは髪を納めてまとめてくれるので、寝ぐせや絡まりが起きにくくなります。寝ている間のダメージを防ぐだけではなく、その後のケアも楽に済ませられます。

・安眠できて睡眠の質があがる

もともと防寒用具でもあったナイトキャップは、冬の寒い夜には髪・頭皮・頭部を暖かく包み込んでくれます。夏向けに通気性の良い素材のものもあるので、暑い夜でも不快感はなく、むしろ寝汗を吸収して快適に保ってくれます。そして髪に良いだけでなく、睡眠の質をあげてくれるでしょう。

・髪・頭皮が汚れるのを防ぐ、害虫被害を予防する

毎日きれいに掃除していても、ホコリが枕についたり天井から落ちてきたりするものです。ナイトキャップをかぶれば髪と頭皮が直接寝具につくことがないため、衛生的に保てます。
また冬場の寝具のダニ、夏場の蚊などの害虫から頭部を守ってくれます。近年ではあまり起きませんが、もともとナイトキャップはシラミの寄生予防のための道具ですからシラミの害からも守ってくれます。

ナイトキャップにはいくつものメリットがあるとわかりました。睡眠によって成長ホルモンが分泌されるので、育毛促進や髪と頭皮の健康維持に質の良い睡眠をとることは重要な役割を果たします。ナイトキャップを使うことで、薄毛や脱毛に悩む男性にも頭皮環境を保つ効果が期待できるかもしれません。

ナイトキャップの種類

ナイトキャップは素材の違いにより役割や効果が大きく異なります。ナイトキャップによく使用される素材と、それぞれの特徴、長所を確認していきましょう!

・シルク

シルクは人間の皮膚と成分が近く、保湿性、吸湿性に優れています。肌触りがよく快適に使用できることもあり、ナイトキャップの素材としては高い人気を誇ります。

・コットン

コットンはシルクに比べて価格が安く手ごろであり、またコットンの触感が好きだという人も多いため、ナイトキャップの素材としてはポピュラーです。とくにオーガニックコットンを使用しているものは、敏感肌の人に人気です。

・麻

丈夫なヘンプとサラッと柔らかなリネン、どちらの麻素材もナイトキャップに採用されていますが、シルク製やコットン製に比べると数は少ないでしょう。ですが麻はシルクよりも高い吸水性があり耐久性も高いので、愛用している根強いファンも多くいます。

ナイトキャップはひと晩中かぶるものですから、自分の肌に合う素材を選ぶことが大切です。
また見た目・デザインが気に入るものを見つければ愛着をもって毎日使えます。素材ごとにデザインの傾向があり、たとえばコットンはプリントの種類が豊富ですし、麻は素材の風合いを活かしたものが多く揃っています。気に入ったデザインのナイトキャップを探すのも楽しみのひとつになるでしょう。

まだ日本では根付いていないせいか、成人男性専用のナイトキャップを探そうとすると「種類が少ない」と感じるかもしれません。ですが男女兼用タイプも視野に入れるとぐっと選択肢は増えますし、女性向けアイテムの中にもデザインがシンプルでむしろ男性好みのものがたくさんあります。選ぶときは探す範囲を広くすることをお勧めします。

後悔しないナイトキャップを選ぶ3つのポイント

自分にあったナイトキャップを選ぶためには、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。ナイトキャップを購入するときに後悔しないための3つのポイントを紹介します。

頭のサイズに合わせたものを選ぶ

ナイトキャップは就寝中ずっと身につけるものですので、大きすぎると寝返りをうった際に外れる可能性があります。

ですが、反対に小さすぎてもいけません。小さいナイトキャップは、締め付けによりゴムの後が額に残ったり、頭痛の原因になったりします。初めて装着したときは締め付けないと感じても、ひと晩中、身につけていると、目覚めた時に締め付けがきつく感じることもあります。

そこで、ゴムやヒモでサイズ調整ができるタイプを選びましょう。自分で頭の大きさに合わせて調整できるので、買ってみたものの思っていたより大きかった、もしくは小さかったという失敗がありません。

夏場と冬場でナイトキャップを変える

もともと、就寝時の防寒用に使用されたナイトキャップですが、もちろん夏に使用することもできます。ですがナイトキャップの素材に気をつけないと、寝汗で頭皮環境を悪化させる可能性もあります。キャップの素材に注目し、季節にあわせて使い分けましょう。

夏場に使用するナイトキャップは通気性や吸水性に優れた素材を、冬場には使用する場合は防寒性に優れた素材を使い分けるのがおすすめです。

自分の髪の量も考慮する

良いナイトキャップを選ぶためには、自分の髪の長さにも注意が必要です。髪が伸びると、それまではぴったりだったナイトキャップのサイズがあわなくなることもあります。サイズの合わないナイトキャップは、髪の毛をひっぱり抜け毛の原因になるので注意しましょう。

ナイトキャップを選ぶときは髪を収納することも考えて、その上で多少のゆとりがあるものを選ぶと良いでしょう。

まとめ:ナイトキャップをヘアケアのひとつに取り入れよう

睡眠は髪を健やかに育てるために大切な要素です。だからこそ、睡眠中の髪と頭皮を保護するだけでなく、睡眠の質をあげてくれるナイトキャップはぜひとも取り入れたいアイテムです。とくに薄毛改善には頭皮の状態を保つことが大事ですから、冬の乾燥や夏の多湿(蒸れ)などから頭皮を守りましょう。

かぶりものをして寝る、というのはなじみのない習慣で、始めるのに抵抗を感じるかもしれませんが、「自宅で寝ている間に、人目にふれることなく髪を保護できる」と考えれば、手軽なヘアケアアイテムといえるでしょう。睡眠の質があがるという長所も見逃せません。

大切な髪と頭皮を守り、これから生えてくる毛を大事に育てるために、ぜひナイトキャップを取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。